宗派によって大きく異なってくる戒名授与
2017年01月03日
仏教式で葬儀を執り行う際、戒名をつけることが多いです。しかし最近では宗教に捉われない葬儀を希望する人や遺族が増加をしているので、戒名をつけないという場合も増えてきています。俗名を位牌に書くという場合も多いです。それでも戒名をつける人はまだまだ多いです。一般的に戒名授与は故人の生前の名前から取ることが多いです。慣れ親しんだ名前でもあるので、名前から一文字を取ることによって、故人の新しい名前であることが分かるようになっていることも多いです。
同じ仏教であっても宗派によって付けかたは異なります。先祖の戒名との関わりもあるので、先祖の戒名も確認をしておく必要があります。またランクによっても費用が異なりますし、つける文字も異なってくるので注意が必要です。日蓮宗の場合、男性であれば院日信士か院居士、女性であれば院日信女か院大姉になります。浄土真宗であれば、釈、釈尼もしくは院釈、院釈尼になります。その他の宗派やどこの寺院と関わりがあるのか分からないという場合には、居士や大姉、信士、信女、院居士、院大姉とつけます。
院がつけばそれだけ位も高くなります。先祖の戒名からつけることも多いので、菩提寺がある場合には相談をしてみるとよいでしょう。他にもこれをつけたいという希望を通してくれる寺院もあります。生前に自分で自分らしい戒名をつけたいと考えている人もおり、その場合にも事前に葬儀と執り行ってくれるであろう寺院に相談が必要です。