戒名授与はランクによって料金が異なる
2017年01月13日
仏教において、亡くなった後につけてもらう名前のことを戒名といい、この戒名をつけてもらう際には必ずお布施を渡さなくてはいけません。戒名授与の料金は実際には2万円から100万円というようにかなりの違いがあります。理由としては、戒名をつけてもらう寺院や戒名の位号よっても変わってきます。まず、そもそも戒名というのは宗派によってランクも違います。どのような宗派でもランクを高くすればするだけ金額も高くなってきますので、理解しておくようにしてください。多くの場合はが先祖代々お世話になっている寺院などでそのまま戒名をつけてもらうというのが一般的ですが、最近では色々な寺院で聞いてみてから決める人も多くいます。
最近では葬儀会社が僧侶と直接やりとりをして戒名金額を比較的抑えることも可能になっているので、一度相談してみると良いです。ただ、一つ注意が必要なことは、こうした葬儀会社で直接やりとりをしている僧侶に戒名をつけていただく場合、そもそも先祖代々お世話になっている寺院などがないということが条件です。お世話になっている寺院がある場合は必ずそこで戒名をいただいてくださいというような話になりますので、どうするかに関しては家族間で相談し合うようにすると良いです。なぜ、お世話になっている寺院がある場合にそこで戒名を取る必要があるのかという理由は、寺院の役割というのは戒名だけではないからです。
例えば、納骨やお墓の利用、骨壷の保管なども当然行なってくれているので、もし違うところで戒名をいただいてしまうとこうした利用ができなくなる可能性があるためです。また、戒名のランクを選ぶ場合に注意しなくてはいけない部分もあります。それは、ご先祖様と同じお墓に入る場合には、ご先祖様よりも高いランクはつけいないこと、夫婦で同じお墓に入る場合には二人の戒名ランクは同じにすることです。戒名というのは寺院から檀家に向けての恩返しという意味が強く、それだけ寺との関わりの強さによってランクも決められた歴史があります。
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