知っておきたい葬儀後の祥月法要
2018年10月21日
仏事に関係する言葉として祥月があります。祥月命日などの言葉でよく用いられており、ここでは、正しく知ることで理解を深めることができます。まず、祥の字は「さいわい」とも読み、儒教からきており凶から吉へと変わる意味合いを持ちます。
よく勘違いされるのに月命日があり、祥月の場合には一周忌以降の無くなった月を指すことを理解しておく必要があります。祥月には仏事が営まれ、言葉としては祥月法要が用いられます。遺族にとっては葬儀後における大切な仏事になり、一周忌をはじめ、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、五十回忌と続いていきます。
ただ、一般的には三十三回忌で忌止めとすることが多く、遺族によってはさらに浅い回数で打ち切るケースもあります。祥月法要の中でも一周忌は特に重要な年期法要になります。亡くなってから満1年を迎える祥月命日に行われ、終了することで忌明けとなるために、多くの場合では遺族の他、親族・友人などにも参列をお願いします。三回忌は亡くなってから満2年を迎える祥月命日に行い、それ以降は、一般的には規模を縮小するなど遺族のみで執り行われます。祥月法要は後になればなるほど忘れてしまうこともありますが、寺院によっては案内を寄越す場合も多く、休日などに合わせ早めに執り行っても問題はありません。